愛しい人
乱暴に洗い物をする、あなたの指輪がカチッと皿にあたる音がする。一緒にいられるしあわせが響く。
逢坂 透
Xでわかちあう
秋が進んだ夕暮れ、こんなところでと奪われた唇が、あなたの温もりにほどけてゆく。
あなたと一緒に、いつもの神社の玉砂利を歩くと安心します。ザっザッと、鳴る音が確かに二人で生きている音だから。
私が必死で抱えていたものなんて、別にどうでもよいものだってあなたが教えてくれた。いいや、手ぶらで。