愛しい人
あなたと一緒に、いつもの神社の玉砂利を歩くと安心します。ザっザッと、鳴る音が確かに二人で生きている音だから。
逢坂 透
Xでわかちあう
藍色ののれんを割って外にでた。強い日差しに眩しそうにする白いワンピースの大切な人。
君と昔はさぁ、磁石の同じ極同士のように弾き合ってたのに、いまは違う極同士のようにくっついて離れられないでいるよ。
木枯らしに前髪が揺れて、少し紅くなった君の頬の両側に、ツイードのコートの衿が立っている。そんな君の表情を正面から見つめることを許されている僕は最高にしあわせだ。