愛しい人
僕が、君のために用意できたのは、誰もいなくなった古い街並みの二人きりの静かな時間だけだった、新婚旅行。
逢坂 透
Xでわかちあう
小さな頃、一緒に手のひらを太陽にかざした。今も地面に並んで寝っ転がって、同じことをしてる。30年も経ったけれど。
あなたのコートのポケットが私のカイロになった、あなたの手に握られたまま。
君と昔はさぁ、磁石の同じ極同士のように弾き合ってたのに、いまは違う極同士のようにくっついて離れられないでいるよ。