愛しい人
小さな頃に使っていたという木の椅子を、大事に持ち込んできた君の、小さな頃までそこにあるようで嬉しい。
逢坂 透
Xでわかちあう
隣に座ると、カップを手に包んだまま、ソファーにお尻を滑らせて、くっついてくる君の腰を抱く。
乱暴に洗い物をする、あなたの指輪がカチッと皿にあたる音がする。一緒にいられるしあわせが響く。
あなたのくしゃくしゃの下手くそな笑顔が、その慣れていない感じがよかった。だからあなたを選んだの。